お砂糖ひとさじ

同性カップルの妊活の記録

2020-10-17から1日間の記事一覧

カメレオン俳優

同性カップルで妊活していると、上手い嘘をつかなければいけない場面が出てくるのだけど… これが私は大の苦手。 良くも悪くも、嘘が下手なんだよね。 これが妊活において最大のストレスかもしれない。 旦那を連れて来ない理由を問いつめられたときは、冷や汗…

結果報告

第1回目のトライですが 妊娠せず でした。 まあ確率としては納得だし、シュワとしてはホッとした半分・残念半分の複雑な気持ちです。 妊娠したらしたで、出産の痛みとか、2000万円の出費(子ども1人分の養育費)やらで、ピグレットみたくプルプルしてただろう…

幻の緑の大地

トライ後の基礎体温を見ていたら、一か八かだった割に、排卵日の予想はドンピシャだった。 その後、高温期に入って、もし妊娠していなければ、明日くらいから体温が下がるはず。 もし授かっていなかったら、奥さんが落ち込むだろうなと思うと、朝の検温がち…

妊活の沼

リアルを知りたくて、妊活や不妊治療のブログを見てみることがあるのだけど、妊活にも『沼』があることを知った。 医療技術の進歩もあるので、課金すればするほど、治療の選択肢は広がる。 「これをやったらできるんじゃないか」と思ったらキリが無くて、身…

君の名は

はじめてのトライを終えて、感想を奥さんと話したのだけど、面白いことが分かった。 私たちに『君の名は』現象が起こっている。 「もしかして私たち…」「もしかして俺たち…」 「「入れ替わってる~ 」」 まさにコレ。 本来の役割を入れ替えたので、2人とも今…

1回目のトライ

第1回目のトライの日。 ドナパパさんとママさんと私たちで、ランチしながらいろいろ話した。 前にも書いたけど、生まれた子どもとドナーファミリーの関わり方については、私自身はこだわりはないつもり。 できるだけドナパパさんとファミリーの想いに沿って…

ダイスを転がせ

ドタバタではあるけど、1回目のトライが決まりました。 病院さがしに苦戦したので、排卵日を正確に知ることができていないのも不安ではある。 2ヶ月間 測りつづけた基礎体温表を見て、パターンを予測するしかない。 排卵検査薬は結果が出てからだとちょっと…

産婦人科バトル

いろいろと状況が複雑なので、産婦人科に行くのは本当にストレス。 旦那を連れて来ないことを怒られたり、人工受精にトライしないことを問いつめられたり… お門違いなことを責められるのが、ちょっと辛い。 本当のことを言ったら言ったで、門前払いだろうし…

レインボーの選択肢

11月のトライに向けて、産婦人科のピックアップなど、話が具体的になってきた。 この前、奥さんと話していて、面白いことに気づいたのね。 多種多彩なLGBTの中で、自分をジャンル分けするとしたら、限りなくLに近いB。 まあ、ヒトの性自認はグラデーションに…

クモの糸

一般的に、人生のビッグイベント、結婚・昇進・出産などは、大きなストレスを伴うという。これはマリッジブルーで痛感した。 そして、人と違う道を行くには、プラスαで悩むことが増える。 人生のビッグイベントに出会うたびに、法律・制度・カミングアウト・…

蛇の道は

今回のチャレンジは、たまたま友人たちのベビーラッシュと重なったので、妊活や不妊治療について、情報をたくさんもらった。 葉酸を飲んだ方がいいとか、卵管造影検査後は妊娠しやすいボーナスタイムがあるとか。 本当に経験者の話って、ありがたいわぁ いま…

子宮年齢

昨日は麻疹・風疹の混合ワクチンを打ってきました。 これで2カ月間はダウンタイムで、妊活はお休み。この時間をつかって、いろいろ下準備しようっと。 まずは通いやすい病院探しかな〜。 いまの病院は良くも悪くも人気で、予約していても1時間〜2時間待ちが…

エルロンドの会議

エルロンドの会議 『ロード・オブ・ザ・リング』で、サウロンの指輪をどうするかが話し合われた会議。 この会議で、旅の仲間たちの壮大な物語がはじまる。 夏休みも終わりにさしかかった日曜日、そんな気持ちで我われは集まった。 場所はファミレスだけど。…

はじめての不妊治療

両親のバックアップを受けて、安心したところで、まずは産婦人科へ行ってみることにした。 そもそも、私の機能に問題があったら、話が始まらないし。 それにしても、産婦人科って何度行っても苦手。何がイヤって、あの診察台! 本当に屈辱的なんだもん。 あ…

両親への報告

やらなきゃいけないことは山ほどあったけど、まずは両親に会って、妊活についてきちんと伝えようと思った。 結婚式をキッカケに、父や母とはいろんなことを話すようになった気がする。 なんせ、奥さんとの関係も13年間ヒタ隠していたから、話すことはたくさ…

生命のパーセンテージ

妊活を始めるにあたり、どうしても気になったのは私の年齢的なこと。 正直、妊活をするにはかなり遅い。 本能的な奥さんとは正反対で、私は数字や研究結果から物事を考えるタイプなので、いろいろ調べてみた。 諸説ありますが…妊娠する確率って、20代でも25…

どちらが産むか

私が産むか、相手が産むか…それが問題だ。 なんせ両方とも産めるもんでね。 男女のカップルだったらあり得ないことが、問題になったりする。 でも、女性だって子ども産みたい人と、産みたくない人がいるよね。 奥さんは産みたい人。私は産みたくない人。 私…

果てしない旅

それから程なくして、季節は夏になり、 ディズニーではパイレーツ・サマーが始まった頃… 運命のコンパスに導かれ、 我われのブラックパール号は、進路を大きく変えることになる。 なんと、友人からドナー協力の話をいただいたのだ。 まさか、そんなことを言…

透明な壁

母からのLINE、それは… 義妹に子どもが生まれた、という喜びの報告だった。 両親にとっては初孫だし、ようやくできた子どもだったから、皆んなとても幸せそうだった。 もちろん、私もスゴく嬉しい。 だけど、その連絡を受けたとき、 自分でも訳が分からない…

結婚式、その後

第2章をはじめる前に、これまでの簡単なあらすじを。 私と奥さんは付き合って15年の同性カップル。 これまでセクシャリティをひた隠しにしてきたけど、両親へのカミングアウトをきっかけに夢と魔法の王国でめでたく婦婦となりました。 そのへんの話はこちら…