お宮参り
この週末は里帰りして、姪っ子のお宮参りに行ってきました。
母さんから「お宮参りに2人で来ない?」って聞かれたときは、ちょっと驚いた。
義妹のご両親も来る場所に、我われも参加していいのかなって。
結婚式前に、弟が義妹のご両親に私たちのことを話したのにもビックリしたけどさ。
LGBTという言葉が当たり前に使われつつある昨今でも、田舎の風当たりは厳しいことを知っているので、てっきり存在を消されると思っていたんだよね。
事実、父さんは私が結婚式を挙げたことを、ひた隠しにしているし…。
弟のおかげで、私と奥さんは親戚の中でも『無かったこと』にされず、行事に呼んでもらえている。
これには本当に感謝してるんだ。
ただ、今回はちょっとばかしタイミングが悪くて…
先月のトライがダメだったことが判明した直後だったのね。
私はそんなもんだろって感じだったけど、卵管造影検査後で尚かつ排卵日を確実にとらえた挑戦だったので奥さんがかなり落ち込んだから、こんなときに生まれたばかりの赤ちゃんを見せるのも酷だなって思った。
だから、辛かったら断るよ?って声をかけたのだけど、「せっかく家族の一員として呼んでくれたのだから、どうしても行きたい!」と言うので、はるばる故郷までプチ旅行することにした。
着いて早々に義妹のご両親に初めて奥さんを紹介した。
テンパった私は、勢いあまって奥さんを「妻です!」って言って、場をざわつかせたけど。笑
「パートナーです。」って言えばよかった。
そして、リアルな姪っ子とご対面。
もう新生児っぽさはなくて、プクプクしてた。
私の心配を他所に、奥さんは赤ちゃんを抱かせてもらって、満面の笑みであやしてる。
ふと周りをみれば、お祖母ちゃん'Sや弟、父まで、赤ちゃんを構いたくてワラワラと集まっていた。
年齢や立場の差を超えて、『赤ちゃん可愛い、赤ちゃん尊い』という謎の一体感が、そこにあった。
推しが一緒のファンの連帯感というか…
出産祝いに贈ったダッフィーのステイも使ってくれて嬉しい!
ミルクを飲むと、バンザイポーズのまま寝ちゃうの。わが姪っ子ながら可愛いのぅ。
神社でお祓いをしてもらった後は、温泉旅館へ移動。
宴会前、温泉へ順番に入ろうと思ったのだけど、赤ちゃんをお風呂に入れるのって、とても大変なのね。
弟の帰宅が遅いため、いつもは義妹が1人で入れているとのこと。
よく考えたら、目が離せない全介助の人間を1人で入浴させるわけだから、自分が湯につかる暇がないわ。
他にも3時間おきにミルクあげたりとか、これってワンオペじゃ気が狂いそう。
うーん、まだまだ私も勉強不足だな。
奥さんは赤ちゃんの入浴も手伝わせてもらって、なんか楽しそうだった。
夜は「THE・中居さん」って感じのベテラン女将に仕切られながら、お座敷で夕飯。
リセット直後だったので、心おきなく酒が飲めて何よりでした。久しぶりに鯉も食べたわ。
一泊2日の旅だったけど、行って良かったし、気持ちもリセットできた気がする。
そうそう、お宮参りのときに、こっそり引いたおみくじ。
照りつづく 日かげなやみし 小山田に
うれしく そそぐ 夕立ちの雨
枯れ果てた田の苗も、夕立の雨にあって再び生き返り、秋の収穫も心配なく見込まれるような運。
何事も正直にし、他人を恨まず仕事に励むこと。
この一発逆転な感じ、嫌いじゃない。笑