お砂糖ひとさじ

同性カップルの妊活の記録

春の夢

 

新年明けましておめでとうございます。

今年は両親が旅行に出かけたので、実家に帰省せずにのんびり。


代わりにクリスマスに帰って、弟夫婦にも会ってきました。


義妹は1月末に出産予定。


妊活をはじめる前、妊娠の知らせを聞いたときは、なんとも複雑な気持ちになったけれど、いまは心から姪っ子を祝いたい。


いま思えば、妊活のチャンスを与えてくれた出来ごとだったのよね。


そういえば、正月のTVでアナ雪が放送していて、久しぶりに結婚式のことを思い出した。

 

いまでも挫けそうになると、昔のブログを読み返してみる。


2年前の必死な私たちと、それを温かく支えてくれた人たちに、強さをもらえる気がするの。


ドラム叩けないのにBBやろうとしたり、真っ直ぐ歩くのもままならないドレスでラストダンスしようとしたり…


いま思えば、かなりクレイジーだわ。笑

 


式の前、奥さんが私と付き合っていることを、幼馴染にカミングアウトしたとき、「止めた方がいいよ。絶対幸せになれない。」と言われた。

それは決して差別ではなく、本気で奥さんの身を案じた本音だったと思うの。


私と奥さんって、ハッピーエンドを想像できない関係なんだなぁと、ちょっと落ち込んだ。


だから、世知がない世の中だけど、一生に一度、ディズニー映画みたいな、唄って踊るハッピーエンドを見てみたかった。

 


超現実主義な私が、真実の愛の魔法を信じてみたかったのね。

 


そんな馬鹿げた夢に、力を貸してくれる人たちがいた。

シンドバッドの冒険みたいに、旅から帰ってきて周りを見渡したら、大切なものに気づいたよ。

 


あの1年があるから、今がある。

 

 


結婚式に来てくれた幼馴染は、後日、「あの時に心配で言ってしまったことを後悔している。こういう幸せがあることが分かった。」と言ってくれたと、奥さんが嬉しそうに報告してきた。

 

 

 


私たちが起こせる変化は小さなことかもしれないけど、「someday」は諦めずに今年も頑張るぞ。