ハプニング卵管造影
卵管造影検査してきました。
1週間くらい前から、憂うつで憂うつで…
当日も重い足どりで病院へ向かった。
まずは問診で血液検査の結果をきく。
とりあえず、ホルモン値は正常で、抗精子抗体もマイナス。
ちゃんと排卵もしている様子。
じゃあ次は内診台へ、ということで、ダボっとした検査着をナースさんが持ってきてくれた。
このナースさん、たまにお会いするのだけど、大分のんびりホンワカしていて…
悪気は無いけど、しょっちゅうケアレスミスをするので、他のナースの風当たりが強い。
産婦人科のクリニックって、どこも忙しくて、ナースさんもテキパキとした精鋭部隊をそろえている感じなので、こういう人って働きにくいだろうなぁ。
絶対にO型だと思うので、『Oさん』と呼ばせていただく。
ちなみに私はA型で、奥さんはO型。
血液型が全てではないけど、O型に関してはクレームがごまんとある。
まず、外食すると絶対に箸かコップを落とす。
蓋は扉は、いつも微妙に閉めない。
白い服には必ずケチャップをつける。
などなど。
全部あげてたら、A4ノート5冊分くらいになるから、割愛するけど。
ちょっと話が逸れたが、
そんな具合で、私とO型人種には深い因縁がある。
それはさておき、内診台へ呼ばれた私は、造影剤を入れるためのカテーテルを挿入された。
カーテンで見えてなかったから、よくは分からないのだけど…
たぶん、カテーテルの通り道となる器具を先に入れて、そこにカテーテルを通したのだと思う。
ここまでの痛みは、正直 余裕。
ちょっと軽い圧迫痛があったくらい。
そのままカテーテルがついた状態で、レントゲン室へ移動。
台に横になると、Oさんが来て、レントゲン機材をセッティングしてくれた。
その後、先生がカテーテルから造影剤を注入。
思うに、カテーテルを造影剤の入ったバックに繋いで、バックをぎゅーっと押して流し入れてるのじゃないかな。
液が入り始めると、軽い生理痛のような感覚があった。
なんだ。
ビビったけど、この程度なら鼻歌まじりだわ。私って痛みに強いのかも 。
とか浮かれた矢先に、ハプニングが発生!
股の間にいた先生が
『あ…抜けちゃった…!』と声を上げた。
なんと、造影剤が入っていかず、押し戻されたカテーテルが出てきちゃった様子。
もう一度、早急にカテーテルを入れなければいけないけど、造影剤が流れ出てしまうので、私はレントゲン台から動けない。。
場は一変し、せまいレントゲン室がてんやわんやに。
『○○持ってきて!!』
『ライト係きて!暗くて見えない!!』
先生のピリピリした指示が飛び交う。
当たり前だけど、レントゲン台の上で「まな鯉」状態なので、モニター無し、灯なし、機材なしの、もはや野戦病院。
先生もめっちゃ大変そうだし、さきほどとは比べ物にならないくらい痛い!!!
めっちゃくちゃ痛いッッ!!!
生理痛のMAXで、トイレで吐いて悶絶したときくらい痛い!
痛さで止まっていられないのだけど、動いちゃいけないから、冷や汗がドッと出てきた 。
蒼白になりはじめた私に、Oさんが気遣って「目をつぶって、ゆっくり深呼吸してくださいね。」と声をかけてくれる。
忙しく動くナースさんからは、「Oさん、ちょっと狭いから(やることないなら)出ていてよ!」と邪険に言われていたけど、あんたイイ人や…
いまいち要領悪い感じだけど、人間としては好きよ。
私、O型のことを悪く言い過ぎたわ。
そうO型ってのんびり屋さんだけど、他人に優しいヒトが多いよね。
日頃のO型バッシングをちょっと反省してる間も、耐えがたい痛みが襲ってくる。
造影剤が入ったバックをぎゅーっとやってるナースさんが「すごい抵抗があって… これ以上押すと破れそうです 」と報告してて怖すぎる。
おいおい、どんだけ詰まってんだMY子宮…
どうにかこうにか造影剤を押し込み、もう痛みも膝がカクカク笑うレベル。
HPは限りなくゼロに近い。
逆流しそうなのか、注入したら速攻で撮影しないとダメなようだ。
「痛いけど頑張って!撮ったら終わるから!!」
早く…早く撮って……
一刻も早く……ほんと死ぬ…
焦ってレントゲン室から出て行こうとしたナースさんが、ふと振り返り、同僚に問いかけた。
「レントゲン、セットしたのOさんだよね?」
一抹の不安が、我われによぎる。
さっとレントゲン板(?)を確認したナースさんが叫んだ。
「これ向き逆じゃん!!!」
その後、セットし直して、無事に撮り終えました。
今日の教訓
O型は信用するな。