お砂糖ひとさじ

同性カップルの妊活の記録

自己注射

 

小さい頃から注射が嫌いだ。

好きな人も少ないと思うけど。

 

不妊治療にはともかく注射が多い。

検査での採血、排卵誘発剤、ビタミン注射…

やたらブスブス打つ。

これまでの人生で打った注射の数をたった2年間であっさり超えたと思う。

 

そういえば、インフルエンザの予防接種も年によって飛び上がるほど痛かったり全く痛くなかったりするの、体調なのか液の成分なのかナースさんの腕なのか 長年の疑問だったけど、今回ハッキリしました。

 

完全に 腕(技術)です!

 

同じ筋肉注射を毎日打つから、人によって痛さが全然ちがうのが分かった。

痛いナースさんに当たると毎回もれなく痛いので かなり憂鬱。

 

自己注射もはじめてやった。

糖尿病治療のインスリンみたく、ペン型のヤツを腹にブスリとやるのかなと思ったら、普通に注射器だった。

 

小瓶で薬剤を混ぜ合わせ、注射針で吸い上げてセットする。

注射器を指ではじいて空気を抜き 針先から液をピュッて出す仕草が なんかカッコいいよね。

学生の頃の理科の実験みたいで楽しい。

嬉々として腹に注射打ってる私を奥さんは訝しげに見てたけど、自己注射のおかげで仕事帰りの病院通いが大分減ったのは本当に助かった。

 

私はhMG (human menopausal gonadotropin)という注射を打っていて、ある日ふと成分が気になって調べたら、

【閉経後の女性の尿から抽出して作成される】

って書いてあって 何ともしょっぱい気持ちになりました…。

魔女の窯でグツグツ煮込まれてる煎じ薬の中身を聞いちゃった気分だわ。。

 

生命を錬成する化学って凄いな。