お砂糖ひとさじ

同性カップルの妊活の記録

はじめての人工授精

 

病院で排卵のタイミングをみてもらい、シリンジ法で2回試したけど、結果は妊娠せず。

人工授精にトライすることにしました。

 

通常は病院でのタイミング法を6回くらい試してから、人工授精にステップアップするみたい。まあでも年齢と卵管造影検査のゴールデンタイムを考えたら妥当かな。


あのクッソ痛い思いして手に入れたボーナス期間は、無駄にしたくない!!


これまで通っていた病院は、旦那のことをほとんど聞かれずストレスフリーだったけど、先生が1人しかいなくて、予約が取りづらいのがネックだった。

なのでステップアップにあたり、たまたま見つけた別の産婦人科へ移ることにした。

 

人工授精になると、指定された日時でドナパパさんから子種を受け取らなければならないので、互いのアクセスが良い場所にしたかったのも理由の1つではある。

 

オフィス街にある病院は、待合室もちょっとしたカフェみたいでおシャンティ。夫同伴で来てる人が多くて、ちょっと驚いた。

でもこの雰囲気なら、男性が来やすいのも分かる気がする。

 


人工授精の流れとしては…


生理10日目ぐらいに受診し、エコーで卵胞の大きさをチェック。

卵胞の育ち具合によって再度受診し、卵胞の成長を促す注射。

排卵誘発剤を注射。

精子を洗浄・凝縮して、子宮内へ入れる。

 


大まかには、こんなでした。

注射の度に受診しなきゃいけないのと、人工授精の日程に合わせてドナパパさんと私の休みを調整しなきゃいけないのが、なかなかに大変。


卵の育ち具合で日程が前後するし、排卵誘発剤を打つと36時間以内には排卵してしまうので、『◯日の夜か、△日の朝』のように、病院へ行く日が指定される。


仕事との兼ね合いが難しいな。

忙しい中、スケジュールを合わせてくれるドナパパさんにも感謝しかない。


日程調整のストレスとは別に、人工授精前のホルモン注射や排卵誘発剤にも、ちょっと抵抗がある。

 


これはたぶん、私がXジェンダーゆえの悩みなのですが…

いつもの自分は「やじろべえ」のように、女性と男性の間をユラユラと絶妙なバランスで渡り合ってる。

どちらでもあって、どちらでも無い。


自分がXジェンダーだって気づく前から、生理中は身体が丸みを帯びたり、胸が張ったりして、何となく女性寄りになるから、少しばかり憂鬱だった。

 

妊娠は当たり前だけど、100%女性的なもの。

産婦人科の内診、ホルモン注射や排卵誘発剤は、この「やじろべえ」の女性側が重くなる。


傾いた「やじろべえ」は、何とも居心地が悪い。

でも我慢できないわけじゃない。

 


複雑なお年頃なの。