卵が先かニワトリが先か
先日、友人に言われて目からウロコだったこと。
リョウさんの卵子で、ハルさんが産めたらいいのにね。
あ、そっか!!
そうしたら、Win-Winじゃんね。
なんで気づかなかったのだろう。
奥さんは私の遺伝子をもった子どもを産みたいわけだしさ。
私は痛い目に合わなくて済むし。笑
でも、現実的なところ、日本では難しい。
必ず男女の身元を細かく調べられるから、精子提供を受ける同性カップルってだけで、ほぼアウト。
そして、卵子提供の基準がメチャクチャ厳しい。
意外なことに、日本では卵子提供を規制する法律はない。
が、日本産婦人科学会は、法律上の夫婦以外の卵子を使っての体外受精を認めていないのが現状。
日本で卵子提供を行う数少ない病院は、日本生殖補助医療標準化機関(JISART)のガイドラインに従うことが多い。
そのルールだと、卵子提供を受ける側は…
<被提供者の条件(A~Cいずれかに該当)>
・卵子が存在しない場合(早発性卵巣機能不全等)
・6回以上の夫婦間体外受精(採卵)によっても妊娠または出産に至らず,その原因が卵子にあり,今後妊娠の可能性が極めて低いと医師が判断した場合
・重篤な遺伝性疾患の保因者または患者で,着床・出生前検査および妊娠中絶を望まない場合
※ただし,加齢により妊娠できない夫婦でないことを必要とする。この点の具体的な判定は医師の裁量によるが,妻の年齢が50歳程度であることを目安として判断する。また,夫婦の健康状態,精神的な安定度,経済的状況など,生まれてくる子どもを安定して養育していくことができると認められる夫婦であることを必要とする。
提供する側の条件は…
40歳未満(原則は35歳未満)で
すでに1人以上の子のいる夫婦(子がいる独身者でも可能)
これに当てはまらない人は国外へ行く。
たまたま、奥さんと共通の友人が海外にいて、ときおりマレーシアの妊活事情を教えてもらっているのね。
お国が違えば、ルールも違うので、精子提供や卵子提供も進んだシステムになっている。
医療技術も日本と遜色ないとのこと。
アジア圏でもマレーシアは特に人気で、病院とのやりとりを仲介するエージェントもいる。
まあ、おそろしく大金がかかるので、現実的ではないけど…
彼女の通訳さんを通して、卵子提供についても聞いてみてもらうことになった。
海外の妊活事情が気になるし、いつか誰かの役に立つかもしれないし、手持ちのカードは多い方が楽しいしね。
それにしても、Xジェンダーとバイセクのカップルで、ヘテロカップルの精子提供を受け中性の方が妊活、だけでもかなり複雑なのに、万が一、
Xジェンダーの卵子を使って、ヘテロカップルの精子提供を受けたバイセクが妊娠、ってなったら……
なんかもう、小宇宙だわ。
たぶん、日本には100年くらい早い。