虹の色
妊活をはじめたときから、うっすらと感じていた、このモヤモヤ。
心と身体のズレと言いますか…
なぜシュワの気持ちなのか、という疑問。
はじめは、未知の領域に対する不安かと思っていたけれど、どうも違う。
妊娠や出産における自分の性自認が、女性ではないことに辿りついた。
そこで、ちょっと疑問が湧いたのだよね。
私、本当にLやBなのか。。。
器であるカラダの性別が「子どもを産めるかどうか(機能しているかは別として)」であるならば、心の性別は『子どもを産むことに抵抗があるか否か』になるのではないか。
実際、ヘテロとして生活していた人が、妊娠・出産をきっかけとして、自分のセクシャリティに疑問をもつ例が少なくない。
このパンドラボックスを解明するべく、
文献や論文を漁った結果、行きついた結論が、
Xジェンダー(X-gender)とは、出生時に割り当てられた女性・男性の性別のいずれでもないという性別の立場をとる人々を指す。両方を区分する限りでは、中性、無性、両性、性別という枠組みから脱する、女性か男性か定まりきらない流動的であるというあり方など人により様々である。
Xジェンダーという言葉は、日本独自に使い始められた言葉であり、英語圏ではGender queer(ジェンダークィア)、Third genderといった言葉が対応すると考えられる。
〈Wikipediaより引用〉
図らずも、今回の妊活が、リトマス試験紙になって、グレーだった私のセクシャリティが炙り出された。今さら。
でも、これを軸に考えたら、過去の恋愛におけるエピソードが、ことごとく解決した。
しかし、ねぇ。
LGBT組合の中でも、この『Xジェンダー』ってくくりは、なかなかに複雑。
中性、なんていうと聞こえがいいし、若い子のファッション感覚というか…
ボーダーラインも曖昧で、自己申告な部分もあるので、私なんて存在すら疑ってかかってたわ。
中性とか両性とか無性とか、ただの本人の気の持ちようでしょ?って。
いま思えば、ただの偏見でした。すみません。
一応、奥さんに報告したけど、私の性別に興味がないから「ふ〜ん」って薄い反応。
「まあ、どっちでもいいよね。私が好きなんだから。でも、ビジュアルが変わったら、興味が無くなるかも。」
……ん!?
ってことは、私が男でも女でも関係ないのに、肥えたら即アウトなの!
何それ!!あんたゲンキンだな!